10月は第4四半期の開始月となります。
大抵は9月のアメリカの“レイバーデイ”以降のトレンドが継続する相場になりますが、
9月がレンジ相場になっている場合は、トレンドが定まるのが10月に持ち越されることもあります。
また、10月15日前後には、ファンドの45日ルールに関連した値動きをする場合があります。
45日ルールとは
11月末にヘッジファンドの多くが決算を迎えますが、解約を希望するヘッジファンドの顧客は、決算日の45日前までに申し出なければならないという決まりがあります。
これを「45日ルール」といいます。
このルールのため、ヘッジファンドでは顧客の解約に備えて、事前に現金を用意しなくてはなりません。
なぜなら、何らかの理由で決算前に解約が殺到してしまうと、資金不足となるリスクがるからです。
そこでヘッジファンド勢は、決算日の45日前となる10月15日までに、一定程度の換金を行います。
これは、それまでのポジションを手仕舞う動きとなり、相場に一定のフローが生じることになります。