MT4で表示される時間は、ブローカーで運用しているサーバーの設定時間が表示されるようになっています。
例えばFXProでは、グリニッジ標準時より2時間進んだ時間(GMT+2)が表示されています。
グリニッジ標準時間(GMT)とは?
グリニッジ標準時間とは、イギリス・ロンドンのグリニッジ天文台を通る子午線(経度0度)上の時刻のことです。
グリニッジ標準時=イギリスの標準時でもあります。
日本時間とグリニッジ標準時間との時差は+9時間
日本の標準時(JST)とグリニッジ標準時間との時差は+9時間あります。
これはGMT+9と表記されます。
「+9」というのは、グリニッジ標準時間より9時間進んでいることを表します。
(+の後の数字が大きいほど進んでいることになります。)
つまり、日本時間で午前9時のとき、グリニッジ標準時間では午前0時になります。
(イギリスはグリニッジ標準時間と時差がないので、GMT0と表記します)
アメリカは東西に広いので、
東岸のノースカロライナ州はGMT-4(イギリスより4時間遅れ)、
西岸のワシントン州がGMT-8(イギリスより8時間遅れ)
と同じ国内で4時間のズレがあります。
日本で無理矢理たとえると、北海道でお昼の時に、九州では朝の出勤時といった時間感覚のズレがあります。
日付変更線の西側から1日が早く始まる
日付変更線はおよそ経度180度、つまり経度0度のロンドンのちょうど反対側にあります。
また、日付変更線は東京からは東に3,300km、オーストラリアの東岸から3,200kmの位置にあります。
この日付変更線の西側の地域から1日は始まります。
MT4で表示される時間について
例えばFXProのMT4では、日本時間で午前9時の時、午前2時と表示されます。
これはGMT+2の時間で、日本と7時間の時差があります(日本が7時間早い)。
GMT+2というと、東地中海のキプロスの標準時間と同じです。
GMT+9(日本時間) – GMT+2(キプロス) = +7時間
FXProのMT4では、日本時間より7時間前の時間が表示されるというわけです。
多くのブローカーのMT4でGMT+2の時間が表示されている
今回、FXDDやXM.com、OANDA JAPAN、FXTF、楽天のMT4も確認してみましたが、
FXPro同様、すべてGMT+2の時間が表示されていました。
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世界地図とアナログ時計で各都市の時間が表示されるので、ぱっと見て直観的に海外市場の時間が分かります。
アナログ時計は、表示させたい地域を選択することができます。
iPhone/iPadアプリ
世界時計 – The World Clock – Orlin Kolev
Androidアプリ
おまけ 各都市のライブカメラリンク
以上、MT4の表示時間についてでした。
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